日々is言語

おいすー^^

RP言語学

 Q.生涯で17個ものオリンピック金メダルを受賞した,アラバマ州出身で黒人男性の陸上競技選手は誰?

 

 A.カール・ルイスー^^

 

 

 こんばんは.PDMです.われわれの脳髄には運動性言語中枢であるブローカ野と,感覚性言語中枢であるウェルニッケ野があります.

 

 

 

RPという概念

 皆さんは「RPG」はお好きでしょうか.Role Playing Game のことです.Role Play の部分を抜き出してRPと言ったりします(役割を演じるという意味です).私はこれが大好きで,最近はよく女魔法使いになっています.

 RPGを含め,私は好きなものの長所や短所,定義付けなどあらゆる要素について無限に語れると思っていました.しかし,最近友人と談笑した際に「RP」または「RPG」の定義みたいなものが私の中で不定になってしまったのです(というより元からあんまり考えていなかったのかも).これでは語れないじゃないか.

 会話の内容はだいたい以下の通りです.私のチンパンジーにも劣る記憶力のせいで会話内容が多大に改変されている可能性もあります.

 

 

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私「elonaはロールプレイの幅が広くてうんぬん略(ドヤ顔)」

友人「RPGって言うけどさ,マリオブラザーズってマリオになりきってアクションしてるからRPGじゃない?

私「(草),エロゲノベルゲームも主人公視点で進むし選択肢もあるからRPGやな」

友人「FPSなんかキャラの視点そのものでプレイしてるからめっちゃRPGやん!」

私「(草)」

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 この会話をしていた当時は,こいつファラデーやオイラーが霞む天才やなと友人に感心するのみでした.というかマジレスするとしても,こんなん考えたこともなかったから何も言えないし,私は草原になることしかできませんでした.

 で,家に帰って改めて考えてみるとけっこうモヤモヤしてきました.RPGってなんだ?私の好きなRPGと,アクションやシューティングといったものは違うはずなんだけど…それらを「RPGでない」と切り捨てるのも,さっきの会話を考えるとなんか違うなぁ…でもやっぱり定義付けはきちんとしておきたいぞ…

 友人との話に出た横スクロールアクションやFPSといったゲームの中にも,『洞窟物語』や『オーディンスフィア*1,『RESISTANCE 人類没落の日』*2Call of Duty*3など,キャラクターやストーリーがしっかり設定されていて「RPができる」と言えそうなものもあります.しかし,「RPG」とくくるのはやはり適切でない気がする…そういったことしか考えられなくなり,しばらく夜しか自慰ができませんでした.

 数日間にわたる思考の末*4,一応の結論みたいなものは出ました.

 

RPGか否か」ではなく「RPができる度」で考える

 

  先ほどの友人との会話には続きがあります.

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私「ほとんどのゲームがRPGなんやな(思考停止)」

友人「というか,RPGっていうのとアクションとかFPSっていうのは両立し得るんやろうね」

友人「アクションやFPSっていうのはゲーム性の話であって,RPGっていうのはゲームごとの性質みたいなもんなんやろね」

私「(東大卒だ…)」

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 それはそうと,アクションやFPSっていうのはゲーム性の話であり,RPGというのはゲームごとの性質みたいなものなんでしょうね.これは私の完全オリジナル論です.

 

 真面目にいきましょう.「ゲーム」という大雑把な集合の要素ごとに「RPGか否か」を断定していきたいというのが目的でした.私は「ゲームごと」に判断を下せると思っていました.しかし実際にはRPGか否かというのは,その時々の「プレイヤーごと」に,どれだけゲームにのめりこんでいるかの度合いによるところが大きいとわかりました.個人差があるのです.上記の会話からもわかるように,マリオでもFPSでもプレイヤーの意識次第でRPGになれるということです.

 しかしこれでは納得がいきません.やはり私はプレイヤーごとではなくゲームごとに判断を下したい.なぜなら,名作RPGは「面白いゲームがあって,RPが楽しいんだよ」と紹介したいではありませんか.

 そもそも,世の中のゲームのパッケージに「ジャンル: ロールプレイングゲーム」と書いてあるものと書いてないものがあるということは,やはりある程度の線引きは存在するようですね.製作者が「これはRPG」と言ってリリースしたものは少なくとも多少はRPができるはずです.

 実際のゲーム数本を例に挙げて,「RPのしやすさ(RP適正)」という観点で考えてみます:

 

 i) 『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』は一般的なRPGの例としてよく名前が出されます.パッケージにもRPGと書いてあるでしょう.

 このようなゲームは会話の選択肢や装備の吟味,旅の経路を決めるなどのプレイスタイルによってある程度のRPが保証されています.RPGと銘打つだけあるというわけです.

 しかし,同時に主人公と仲間の生い立ちや目的などが最初から決まっているのがほとんどです.RPのR(役割)部分は開発元の企業が決めたものであり,私たちプレイヤーは与えられた役割をこなすことになります.自由なところはP(演じる)のみとも考えられます.まあ,そもそもRPってそういうもんだっけ…とりあえず次にいきましょう.

 

 ii) さすがに『マリオカート』や『BattleField 3』の対戦モードで「クッパより上位になってピーチ姫にいいところを見せなきゃ」「早くアメ公を負かして帰ってウォッカを飲もう」と考える人はほぼいないと思います.やはり,「製作段階でプレイヤー同士の競争を前提に作られたゲーム」のRP適正は低いでしょう.そもそもRが曖昧ではRPになりませんからね.

 

 iii) 『TES V: Skyrim』や『elona』,『巡り廻る。』といったゲームは,キャラメイクの時点で選択肢が豊富です.『ドラクエ』のようにストーリーの大筋はあるものの,何をするのも何になるのも自由───熟練の魔法戦士となり短剣の二刀流と魔法でダンジョンを制覇するのも,かわいい顔した妖精になってそこらのNPCからこっそり盗みを働きまくるのも,血に飢えた獣人になり街道で見かけた人物をところ構わず殺して回るのも自由────です.RP適正の塊じゃないか…

 大雑把な世界観や時代背景は与えられるものの,そこで動く自分のキャラクターは完全オリジナルですから,自分で決めたRole(役割)を思う存分Playする(演じる)ことができます.

 ドラクエやFFは経験済みでも,こういうゲームはやったことがないという人も多いかもしれません.なぜかと言えば,日本ではこのタイプのゲームはあまり売れないのでそもそも販売されないから,でしょうか…?ソースはありませんが,日本のゲーマーの多くが「何をすればいいのかわからない」ようになってしまって楽しまないと聞いたことがあります.私は大好きなので残念です.

 

 iii)で挙げた三作品の,ゲーム性という面での共通点は少ないです.戦闘シーンだけ見ても,スカイリムは三人称視点のリアルタイム性,elonaはグリッドで分けられたマップでの不思議なダンジョン方式,巡り廻る。は古き良き(?)タイムラインで行動順が決まるコマンドバトルと,かなり違います.それでも,どれも「RP適正が高い」という一点においては共通しています.

 

 たとえば『elona』のキャラメイクでは種族や職業のほかに,プレイヤーキャラクターがゲーム内の世界でなんと呼ばれているか───すなわち「通り名」や「異名」というもの───を設定できたり…キャラクターの身長や体重を決めるダイスロールを振りなおし続けて理想のBMIを実現したり…キャラクターの名前を決める際に,あなたに向けて「最後の質問だ。君の名前は?」という形式で質問されたり…と,「私は今から冒険者○○として旅立つんだ」という意識を高めさせてくれる要素が山盛りになっています.

 

 

まとめ

 RPGと呼ぶにふさわしいゲーム,言い換えればRPを最大限楽しめるように設計されていることが多いゲームの傾向が自然と定まってきますね.やはり,広大なマップを練り歩いて旅をするオープンワールドゲームや,ダンジョンを攻略していくローグライクゲームでしょうか.こいつらは「RP適正」が高い傾向があると言えるでしょう.ローグライクゲームといえば*band系も身分や種族などの自由度が高くていいですね.

 逆に,格闘ゲームやMOBA,FPSなどの対戦ゲーム「RP適正」が低いのではないでしょうか.その代わり,現実での友人らとワイワイ騒ぐことに適していて,RPGとは別の楽しみがあります.他にはパズルゲームなどもそうですかね.

 難しいのはノベルゲームやドラクエ形式のものですが,話の本筋がいわゆる「ルート」として定められており,定められたエンディングに向かわねばならない以上,これらもあまり「RP適正」は高くないように思えます.選択肢によって多少のRPが許されている程度でしょう.ですが,あらかじめ用意されたキャラクターの性格やシナリオが素晴らしいという作品が多いです.映画や漫画を楽しむ感覚で,完成済みの創作物として楽しめるということですね.

 

 こんな感じです.

 

 まとめてみると意外と簡単な話でしたね.結局,私が好きなのはキャラメイクのパーツが多くて妄想がはかどり,仲間やアイテムや敵キャラの種類が大量にあって,悪人となるも善人となるも自由…そんな,RPのお化けみたいなゲームです.そういうゲームこそをRPGと呼びたいなと再認識しました.

 

 でも,実際そんな条件をすべて満たしたゲームはなかなかないですよね.というか,ないんじゃないかな.そんなもんあったら厨房時分からずっと中毒になっていたでしょうね.

 

ん!?

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あった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111

 

 皆さんもNoa猫氏が製作した神ofゲーム,Elona - Eternal league of Nefia - であなたの分身をキャラメイクし,ロールプレイング生活を満喫しましょう!

 

ylvania.org

 

 

*1:未プレイ

*2:評判は悪いけどストーリー背景と武器の設定が合っていて楽しかった

*3:未プレイ

*4:残りの95日間は?