日々is言語

言語学はかじったこともありません

ローグ言語学(前編) ~ごろつきは幾何学の戦場で踊る~

おいすー^^

 

 

あいさつ

お久しぶりです。

 

皆3*1ローグライクゲームは好きですか?

僕はお姉さんと同じくらいローグライクが好きです。脳内で戦わせたらお姉さんが僅差で勝ちました。一番好きな作品はElona

そもそもローグライクなんて知らねえよって人もいるかもしれないので簡単に説明しますね。

ローグライクって?

★語源

1980年代に数多のギークたちを沸かせた幻のゲーム「Rogue」から。Rogueは英単語としては「ならず者」「悪党」「ごろつき」といった意味ですね。スカイリムで「ここに来るべきじゃなかったな…」つってカツアゲしてくるあいつらをイメージすればOKだと思います。

★どんなゲーム?

一言で説明するのは難しいので、例を挙げるなら不思議のダンジョン」シリーズが手っ取り早いです。ふしダンすら知らない人は空の探検隊を爆速で購入して秒でクリアしてきてください。ともかく、ああいうマス目のマッププレイヤーと敵が交互に行動して進んでいくゲームのことを、僕はローグライクと呼びます。 

執筆の動機(読まなくていいです)

最近微妙に忙しくてがっつり1人用ゲムーやれてないので、ローグライクが恋しくなってきたんですね。かといってスウィチーやスッチムを起動する気力もありません。代わりとして意識爆高脳汁ドポドポ啓蒙必至の突発記事、これを生成するに至りました。それでは、手抜きジェムLv5とマスタージェムLv5の効果で執筆コスト-90%、威力-90%になった糞手抜記事*2*3をご覧ください。

 

ローグライク」市場の現状

ローグライク、いいですよね。

宝の匂いに誘われ踏み入りたるは未知の迷宮、栄光を得るかむなしく死ぬか。

凶悪な地形、尽きる食糧、笑ってくれない乱数の神。

運も必要、頭脳も必要、されど勝利のカギは「度胸」!

遊んだことある人ならわかる、遊んでみないとわからない、謎の魅力を孕むジャンルですよね。

f:id:pudama:20190822214922p:plain

天国か地獄か…

冒険者である僕たちは、恐れず高難度ダンジョンに挑み続けます。結果として、いともたやすく数多のPC(プレイヤーキャラ)を亡骸に変え、懲りずにまた次の犠牲者候補をキャラクターメイキング…この苦行を自らの意思で繰り返す変態集団です。

同じローグライクを遊ぶにしても、ロールプレイやキャラ萌えメインの方々が陽なら、死に戻りを繰り返す攻略重視のマゾゲーマーは陰どころかベンタブラック並の真っ暗闇でしょう。

f:id:pudama:20190822205556p:plain

世界一黒い塗料 ベンタブラック

まあ、さまざまな遊び方を受け入れてくれる懐の広いジャンルなのです。

しかし……皆さん、ここ最近「ローグライク」で新作を検索して、感じませんか?

「正統派のローグライクぜんぜん出なくね???」と。

そもそも検索しないって…?

 

昨今のゲーム市場、特にインディーズゲーム業界で「ローグライク」といえば…

 こういうバッチバチのド派手な高難易度横スクアクションとか…

 

あるいは、こういうデッキ構築式のコマンド選択カードゲームとか…

 

マス目、どこいった?????????????????????????????????????????????

 

いや、わかってますよ。Dead CellsもSlay the Spireもいろんなゲーマーから名前を聞きますし、売り上げ本数もレビューもすごく良い。僕はまだプレイしていませんが、素晴らしいゲームなんだろうということが伝わってきます。

でも、さ…

マス目、歩きてぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

あのカクカクした幾何学的なマップが恋しい~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

マス目あるタイプのローグライクだけ、探させて~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

結局ローグライクってなんだよ

はい。

話をちゃんと整理します。

僕はローグライクについて微妙に原理主義者であり、最低でもこれだけは守ってほしい要素が2つあります。

「マス目」「ターン制」です。

これらがあって初めて、僕はそのゲームをローグライクだと認識します。

トルネコの大冒険」「ポケモン不思議のダンジョン」「Crypt of Necrodancer」…僕は、マス目というパッキリした空間の中で長考し、ターンという縛りの中で繰り広げる立ち回りが好きなんです。

あらゆる手段で敵を翻弄したいんです。通路に誘い込んでタイマンを張りたいし、部屋の角まで逃げて引きつけてから範囲攻撃で一掃したいし、クッッッソ難しい階はテレポートで階段まで飛ばしたいんです。皆さんはテレポートで真横の部屋に飛ばされて罠で力尽きてください。

だから、「ローグライク」で検索して、アクションゲームやカードゲームが出てくると少しゲンナリするのです。あとパズドラローグライクモードとか、どこがローグライクやねん。これが今回の記事で一番言いたかったことです。言わせてくれてありがとう。

 

しかし…僕の考えとは裏腹に、これらゲームをローグライクに分類することは、何も間違ってはいません

…つっても、そもそも間違ってる、間違ってないの判断基準は何だよ?ちゃんと定義しろよ?って話になりますよね。

 

そこで、「ベルリン解釈」という文書に頼ることにします。詳しい話は次回の記事に回しますが、簡単に言うとローグライクに造詣の深い海外のオタクどもが書いた文章で、

・『ローグライク』の定義」

ローグライクにとって重要な要素

・重要でもないけどありがちな要素

などが記されています。僕はこれを読んでゲロゲロに同意したので、そのまんま貼り付けて皆さんをビビらせたろうという寸法です。

 

 

久々に記事書いたらマジで疲れたし、今回はこのへんで終わりにして、具体的なベルリン解釈の内容・要約は別記事とさせていただきます。8割くらい翻訳してるので結構すぐ書けると思います。

 

皆さんも全力でマス目ライフを楽しんでください。ではまた次回に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:みなさん

*2:くそてぬきじ

*3:手抜き水洋一